あまちゃんとかとちえさんと橋本愛さんと道重さゆみさんと大森靖子さんと……(「あまちゃん」短歌、ハッピーマウンテン6号)
あまちゃんがなかなか終わってくれなくて……
終わらせるため短歌詠みました。
*
「海、死ね!」のマジック書きが消えるまで、やっぱ消えても、もっと生きたい
海を眺めているだけで分かってるつもりになるのがイヤなので潜る
分かるやつだけが分かればいいんだし 分かんなくてもなんか楽しい
どこだって向いたら前だ 知らんぷりしてる猫背にウニをぶつける
メモリーズは二人でつくるVサイン逆さにしたり合わせたりして
海女cafeの水槽の中クマノミがきみのほっぺにキスをしている
おがまいねぐおがまいねぐというくせに構ってくるのはいつもそっちさ
めんどくさい人は素直にめんどうを掛けていなさいおかえりなさい
痛いくらい自分でいたい 極寒の真冬の海に潜る覚悟で
トンネルに叫んだ声にいつかきっと未来のきみが応えてみせる
*
……かとちえさんの「あまちゃん」短歌連作にインスパイアされて、はじめは勢いで10首詠んだんだけど、かとちえさんのに激似になっちゃった気がした(←自意識過剰)ので、時間を置いて推敲しました。
どうもおかしいと思ったんだよ……参加させていただいた「ハッピーマウンテン」6号のかとちえさんの連作、一首だけやけにテンション高い短歌があったんだ!
・だせぇものが何かを作り出すんだよ! 何かを世界と言い換えてやる(加藤千恵)
“だせぇ”ってのは、「あまちゃん」を見た人なら誰でもピンとくるキーワードで、能年ちゃんがユイちゃんに啖呵切ったシーンには刺さる人続出したもんですよ。(参考:インターネットもぐもぐ)
そしたら、来た!
【新聞掲載】おはようございます。本日(10月4日)の日刊スポーツ18面に、先日書いたあまちゃん短歌15首すべて(!)と、簡単なインタビューが掲載されてます。記憶が確かなら、スポーツ紙に載るのは人生ではじめてです。それがまさか #あまちゃん 関連になろうとは。じぇじぇ(‘j’)/
— 加藤千恵 (@katochie1110) 2013, 10月 3
@masayaokamoto わ、ありがとうございます! わたしもまさか、全部紹介されるとは思ってなかったので(しかも行書体で笑)、ビックリしております。岡本さんのあまちゃん短歌、超期待! あまマウ作りたい……。
— 加藤千恵 (@katochie1110) 2013, 10月 4
かとちえさん、「あまマウ」、まだですか!?
連作、原型留めないまでに推敲しまくってお待ちしています。
……と、そんなこんなしているうちに、ハロプロ縛りの動画で知った大森靖子さんがすごいのぶっこんできた!
●大森靖子の新アルバム『絶対少女』から橋本愛、蒼波純ら出演のPV公開、監督は松居大悟 @CINRANET
「こんなに女でいることを許された現場は初めてでした。大森さんのスピリットや松居監督の熱意で生み出された渦の中で、ひそひそと蒼波純ちゃんの手を握ることができて嬉しかったです。このMVでは、いつもキラキラで覆って誤魔化してる部分が丸っきり露呈していて恥ずかしさすら覚えます。この作品に参加させていただけて、本当に嬉しいです。」―橋本愛
橋本愛ちゃんはブログとか独特のグルーブがあっておもしろい。短歌とか詠んでもらいたい。それにしても、“こんなに女でいることを許された現場”ってすごい表現だな。
でも、もともと橋本愛ちゃんは女っぽいと思うんだけど……それに、“キラキラで覆って誤魔化している部分”って何のことだろう……
くりかえしくりかえし、何度も見ていたら!
このPVの、【橋本愛】×【蒼波純】っていうのは、【道重さゆみ】×【鞘師里保】なんだ。
●インタビュー「話題騒然! 2ndアルバム『絶対少女』を完成させた大森靖子にプロインタビュアー吉田豪が迫る!」<前編> @CDJournal CDJ PUSH
以上のインタビューにある通り、「ミッドナイト清純異性交友」は、ハロプロ大好きな大森靖子さんが、道重さゆみさんの故郷にまで行って、いいところをノートに100コぐらい書き出して作った骨の髄の髄のみならず魂の魂まで道重さんに捧げる歌ということなんですが、
何を食べたとか 街の匂いとか 全部教えて
とか、素晴らしい自撮り写真と一緒に、日々のいちいちについて書き、こまめに更新しているブログ(しかも、アメブロとグリーとふたつもある!)を彷彿とさせて思わずにやけちゃうし、
いつまでも大きい瞳で大丈夫な日の私だけをみつめてよ
の、“大丈夫な日の私だけ”っていう言い回しとか珠玉だよね。
道重さんはストレスで吹き出物とか出ちゃったとき写真写りが悪くて「これはダメな日だわ……」とか認識してる、ってのと同時に大森さんも精神的に波がありそうだからどっちとも取れる感じがして。
このPV、道重さんが主演するのが一番いいんだと思うんだけど、それはやっぱアップフロント的にもナシだと思うんでその代わりを選んだ時に、橋本愛さんっていうのがアツい。
●インタビュー「話題騒然! 2ndアルバム『絶対少女』を完成させた大森靖子にプロインタビュアー吉田豪が迫る!」<後編> @CDJournal CDJ PUSH
このインタビューでも語られている通り、橋本愛さんは大森靖子さんの大ファン、ってとこからハロプロに流れ、今やご自身がモデルとして載っている「Seventeen」でも「モーニング娘。の道重さゆみさんが好き」と公言するに至ったという。
その彼女に道重さゆみ役をやらせるという素晴らしいアイデア。
“こんなに女でいることを許された現場”ってことは、橋本愛さんのいう“女”とはまさに、道重さゆみさんなんだということでしょう!
道重さんはアイドルとしていつもキラキラしているけど、ラジオでは感情丸出しにしてびーびー泣いたり、異性の存在を微塵も感じさせないのに、その反動からか、リーダーとして鞘師里保さんとか工藤遥さんとか、かわいさ発展途上の年少メンバーを愛でる姿勢のあまりの突きぬけっぷりに、2ちゃんねるでは“変態”呼ばわりされているという最高なキャラクター。
そして、蒼波純さんは“これからの時代に相応しい、まったく新しいタイプの女の子を発掘し育てるオーデョション”ミスiD(アイドル)2014グランプリという、まさにかわいさ発展途上の女の子の究極系です。
●【道重さゆみ】「レッスン後にりほりほのTシャツが乱雑に置かれていたらどうしますか」に対する道重さゆみの答え@ハロプロ的自由人速報
このPVでは、橋本愛さんが、大森靖子さんの『道重さゆみ讃歌』をBGMに、かわいい後輩(僕は鞘師里保さん、通称りほりほだと思いますけど)の立場である蒼波純さんと窓の外に倒れている男(まさか死んでないよな)そっちのけでiPhoneで写真撮りっこして、追っかけっこして(片腹押さえるところ超わかってる)、ジャングルジムの下で抱き合う(前の木のテーブルの上でのダンス、からのボブをかき乱したあとの「あ、見つけた」目線の最終兵器感、からのスポーツシューズどアップからのダッシュずるい!)という立場を演じた、まさに道重さゆみさんになったというわけなんです!
そりゃテンションあがります!←お前がな
“いつもキラキラで覆って誤魔化してる部分が丸っきり露呈していて恥ずかしさすら覚えます”っていうのは、まさに“道重さゆみ”になったが故に開放されたという。
なんてことをちまちま書いてたら、追加で!またぶっこんできた!
……これが、「清純異性交友」につながってたのか……。
泣く子も黙るイケメン、第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストグランプリの稲葉友くんといちゃつきながらも、目線(と心)は完全に蒼波純さんに行っちゃってます。
そして、殴る、蹴る、ケーキぶつける!サッシ、閉める!閉める!
●橋本愛が男優をボコボコに 大森靖子、新作MVを発表 @SANSPO.COM
「一度でいいからイケメンをボコボコにしてみたいというメチャクチャな私のオファーを快く受けてくれた友くんは寛大」―橋本愛
リミッター振り切って爽快。
大森靖子さんの「絶対少女」、買っちゃいました。
追伸
「ミッドナイト清純異性交友」のPVのラストのバッチリメイクの橋本愛さん、あかりんに似てる……。
実は、今年の僕の10大ニュース1位、早見あかりさんと同じエレベーターに乗り合わせたことです。話かけることすら、出来なかったけどね(それでもすごい嬉しかったのは確か)。
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