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はじめての吟行(さまよえる歌人の会)

★☆★返品のきかない英会話チケット マキの気持ちがこの手に余る (岡本雅哉)―“単語帳みたいな短歌集”「Schoolgirl Trips」より抜粋★☆★作品の詳細については(→コチラ)★☆★


さて、去る8月14日土曜日、
ゴニン デ イッシュ」では大変お世話になった石川美南さんのお誘いで、
さまよえる歌人の会「暑気払い水族館吟行」に参加させていただきました。

「さまよえる歌人の会」は、
ふだんは歌集の勉強会を行っているそうなのですが、
今回は特別企画として、

しながわ水族館を遊覧              ◯“ゆるめ”の歌会                  ◯暑気払いの宴

というプログラムとのことでした。


吟行というのははじめてなのでよくわかりませんでしたが、
「しながわ水族館」といえば、
東京近郊なのにイルカのショーが見られることで有名です。

イルカ大好きな僕は、
あたまのてっぺんから鼻息を荒く吹き出しつつ、
よろこんで参加させていただきました。

ホントは歌会の前についていた、
“ゆるめ”がポイントでした。
きっと怖くない……怖くない……。

*


当日は、主催の石川さんが少々遅れて到着されるという、
“私がいなくても参加者どうしまずは親睦を深めておいてね♪”、
という心にくいお約束展開で始まりました(笑)。

当然初参加の僕は、バス停でどう見ても今日の参加メンバーだろ!
というグループを見かけたのに、誰にも話しかけられませんでした。
とんだチキン野郎、もといシーチキン野郎ですね(海辺の水族館だけに)。

送迎バスでしながわ水族館に到着し、
かんたんな自己紹介ののち、自由行動になりました。

当然まず僕がめざしたのは、イルカショーです。

HMV渋谷も閉店していまや完全に死語となった、
“渋谷系ネオアコ”の雄、オレンジ・ジュースの例のアルバム、

こいつばりのナイスなフォトを撮影すべく、
相棒というほどにはぜんぜん使いこなせていないリコーR10を手にイルカ館へ急ぎました。

レッツゴー!イルカ・アシカステェーーーイディァンム!!!

☆参考:館内マップ(→コチラ

それでは、ダイナミックなイルカの曲芸の写真をご覧ください!

いでよ!夏の曲海豚(イルカ)団っ!!!!!

*YM_WTさんスミマセン。

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R0010806
R0010800

……はい、すばらしい尾びれでしたね(笑)。

結局、まともに撮れたのはお姉さんの前説のみでした。
(カメラ小僧ではありません)
R0010796

動く物体の撮影を練習しようと思いました。

そして、その後は、Chさんと館内見学へ。

★クラゲに憑依されたChさん★
R0010831

……うしろの女の子のドン引きした目がいいですね。

★エイでちゅよ♪★
F1010025

トンネル水槽から。つぶらな瞳に見えます。

★イソギンチャク★
F1010018

透き通ってきれいです。ちょっと触ってみたい。

★ダースギンチャク(暗黒面に落ちたあと)←ウソ★
F1010019

上のイソギンチャクとは違う種類だとのことです。
(ソース:Amさん)

★マダコ……大人のための残酷展示★
F1010022

水族館の敷地にある売店で販売しているたこ焼きのPRを兼ねて。
タコツボのかわりにシースルーなプラスティック製たこ焼き用鉄板てどうよ?
ま、帰り際に売店で食べたけどね!←いちばん酷い。


詠草はケータイメールで石川さんに送るのですが、
見学時間の最後30分を削っても完成せず、
(アザラシ館前の池の畔に横一列に座り推敲する歌人たち、
その後ろを浮かれたカップルや賑やかな家族通りまくり)
締切り時間を過ぎたあとに推敲して、
再提出する始末。

石川さん、すいませんでした。


*


そして会場を近くの公民館に移し、
いよいよ歌会の開始です。

メールで送った詠草を、
石川さんが一枚のプリントにまとめて配ります。

具体的に歌を掲載することは出来ませんので、
歌に詠みこんだ対象のみ挙げさせていただきます。


1 エイ Saさん

2 鮃(ヒラメ) Chさん
 
3 蛸(タコ) Isさん

4 イソギンチャク Ucさん

5 デンキウナギ Kiさん 

6 バス*(生物でなく乗り物) Amさん

7 イルカ 岡本雅哉

8 エイ Yaさん

9 オタリア Koさん

10 エイ Idさん

11 イソギンチャク Haさん

12 エイ Hoさん

13 イルカ Maさん

(順不同)


さすが、写真でもキュートな顔(?)をしていました、
エイ大人気です。

それから、「オタリア」ですが、
これは“オタク大好きヘタリア“の略ではなく、
アシカの一種とのことで、
自分は見なかった、「アシカショー」に出演していたようです。
(参考URL:http://bit.ly/aR3fSd


そして、まずは制限時間のあいだで、
一人あたり四首の選をします。

うーん……。


さて、歌会のスタートです。


石川さんが、それぞれの歌について、
その歌を選んだ人のうちひとりを選んで、
歌を音読→なぜ選んだかひとこと述べる、
という流れになります。


今回の歌会で詠まれた歌は、
メディアに掲載することは控えよう、
とのことでしたので、
具体的にご紹介できませんが、
一応自分なりに気づいたことを。


■“歌謡曲調”と“いかにも短歌的”

僕が投稿している笹短歌ドットコムでも、
紋切り型の表現、
ありきたりな表現の例として挙げられている、
いわゆる“歌謡曲調”は、
やはりこの歌会でもあまりよくないとされていました。
(参考URL:http://bit.ly/djQiJT

“やしきたかじんの歌の世界だね”、
(まさに悲しい色やねん……)とか、
“J-POPっぽい”、とか。

そこは理解しているつもりでしたが、
今回の歌会では、さらに、
まあ、こういうのは短歌でよくあるよね、という、
“いかにも短歌的”な言い回し、レトリックも、
どうなんだろう……と問題にされていたのは、
新鮮な体験でした。

いちばん票をあつめた歌に関して、
そのような意見が出るところに、
短歌の奥深さを感じました。

でも、そのような指摘をうけた特選歌
(いちばん票を集めた歌)でも、
やはり初句~二句に於ける表現には
なるほど……と深くうなずかされました。


■“展示派”と“ショー派”

歌の作者が水族館内で観たものが、
イルカ・アシカなどのショーか、
それとも、固定の展示なのかによって、
詠む対象が違っていたり、
読む場合の理解が違っていたのも、
興味深い現象でした。

例えば、
デンキウナギの起こした電気で、
花火の電飾板のランプを点けるという展示
Shinasuisummerfes222
を詠んだ方がいたのですが、
実際にそれを観ていない方は、
空想と読んでいたり。

また、歌会から合流されたかたが、
空想で詠んだ歌も一首あったのですが、
それを看破される方もあったり。

あくまでも“ありのまま”を詠むか、
それとも“空想”で詠むか。

“吟行らしさ”を重視するか、
より“普遍性”を追求するか。

それぞれの方のスタンスが、
みんなちがっていて、
それが活発な話し合いを生んでいたりして。

僕ですか、
僕は……後述します(笑)。


その他気づいたこと。

・電子手帳所持率けっこう高し。
・ほかの方の歌への僕の読みがビンゴ!だったらしく、うれしかった。
・石川さんの字はじょうずでした。
・互いに信頼感あっての批評だな、と感じられてよかった。


拙作には、3票いれていただきました。

◯イルカでもちゃんとボールを返すのに僕が投げても君はちっとも(岡本雅哉)

頂いたコメントをご紹介。
(趣意)

・水族館に行っているのに、目の前の動物をみていない。うわのそらな感じ。
・「君」が見えてこない。
・作者は若い方だと思うが、この青くささは、読むほうが恥ずかしい。
・J-POPの歌詞っぽい。
・言いさしのかたちがちょっと気になる、よくも悪くもストレート。
・「も」の繰り返しがリズムを生んでいる。

……ありがとうございました。即詠、苦手なりにがんばりました(笑)。

ちょっと解題しちゃいますと、
この歌は、相聞歌です(みたまんまじゃん!)。

“うわのそら”ってのは正解で、
こんど妻と来たら楽しいのではないか、と空想していたのです。
すいません、っていうか脳内ダダ漏れ……だれだサイキック歌人は。
それで、“僕”と“君”はほんとは逆で、
ぼーっとして話をきいていない自分に、
いかにもこういうセリフを妻は言うのではないか、
そういう歌でした。

ほんとすいません。

★短歌のモチーフ(イルカショー)★
R0010816
R0010814


そんなこんなで、楽しい時間はあっという間に終わり、
場所を移して二次会へ。

タイ料理を食べました。
辛くてさっぱり。

そこでミルクティーとか飲みながら、
いろんな話に耳を傾けました。

短歌を詠んでいることを周囲の人は知っているか、いないかとか。
Saさん曰く、“短歌を詠むのは変態”と……ぼ、僕違いますから(笑)!
最初、この記事のタイトルを「はじめての●・ン・コ・ウ♪」とかしようとしていた僕が確かにいたが何かのまちがいにちがいないそれ以外ありえないきっと夏のせい。

あとは、「お父さんは心配症」の岡田あーみんさんは、生きていた!とか、
ちびまる子ちゃんの作者と編集者は付き合っていた!
しかし離婚していた!とか、
さまざまなビッグニュースを耳にした有意義な酒宴でした。

石川さんからも、
短歌の批評に関する個人的なご見解や、
「ゴニン デ イッシュ」最終回の人選の意図や、
反響についてなど教えていただきました。

ちょっとそれは、ないしょね♪


石川さん、そして当日お世話になったみなさん、
どうもありがとうございました。

よろしければ、またの機会にお目にかかれればと思います!
その時には、どうぞよろしくお願いします。

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コメント

こんばんは! 初吟行、楽しくかつ充実していたようで何よりです。俳句の句会でも電子辞書率高いです。というか、分厚い季寄せ(歳時記みたいな季語専用辞典)は持ち運びが大変なので皆さん電子辞書を導入されているようです。ワタクシはまだ季寄せ+国語辞書持参です。でもヨドバシなんかに行くとついつい電子辞書のコーナーをのぞいてしまいます^^;

投稿: 山城秀之 | 2010年8月30日 (月) 21時25分

山城さん、こんにちは!

有季俳句の実作には、やっぱり必需品ですね!
歳時記があるのは知っていましたが、季寄せっていうのがあるのは初めて知りました。

山城さんは、クラシックスタイルで臨まれているようですが、歳時記を手にしている俳人は、まるで魔法使いのようでカッコいいな、とすごく思っています。

でも、持ち歩きを考えるとやっぱり電子手帳がいいですよね(笑)。


投稿: 岡本雅哉 | 2010年8月31日 (火) 15時22分

ご無沙汰しておりましたっ!

吟行会、いいですねぇ
しかも水族館大好きな私^^
その後の歌会は少し緊張するけれど、歌会の緊張感って嫌いじゃない。

そうそう、そう言えば「ボクはこの歌きらいっ」と言われたこともあったっけ^^
でもなんだろう?率直にそう言ってもらえると、逆に気持ちイイ^^
私はいつも何か思いついたら携帯のメモに記憶させるんだけど、それがどんどん溜まって何がなんだかわかんなくなっちゃったりします^^

電子辞書は必需品♪
読めない漢字イッパーーーイあるんで^^
前回「容花」(かおばな)が読めなくておお恥かいたし(泣)
ちなみにY先生は、見たこともないほどのぶ厚い広辞苑を持ちこまれます!

投稿: 西野明日香 | 2010年9月 1日 (水) 16時08分

西野さん、おはようございます!
ご無沙汰してましたねー。

水族館、意外と関東はたくさんあるんですよ♪関西方面はどうですか?

Y先生、バレバレじゃないすか(笑)。
塔短歌会といえば、京都在住の吉●宏志先生ですよね……。「ボクはこの歌きらいっ」、っていうのも、言いそう(笑)。

馴れ合いとかじゃなくて、歌会には信頼した人どうしが切磋琢磨する場、という気がして居心地よかったです。ただし、いつもはメンバー同士もっと長くやりあうらしく、その日はたまたまいなかったみたいでしたー!

電子辞書、僕も欲しくなりました。

投稿: 岡本雅哉 | 2010年9月 2日 (木) 10時29分

こちらには、大阪に海遊館、神戸に須磨水族園などがあります。
海遊館の前には大きな観覧車があって、行けば必ず乗って帰ります^^

それぞれの住まいから、一箇所に集ってひとつのことに取り組む中で、真剣だからこそ言えるし、聞けるんですよねぇ。
けど私に支離滅裂な批評(と言えるのか?)をされる人にはいつも申し訳なく思います(泣)

投稿: 西野明日香 | 2010年9月 5日 (日) 17時56分

西野さん、おはようございます!

海遊館、「世界最大級」の水族館なんですね!
ホームページでチェックしちゃいました。
ジンベイザメを見てみたいと思いましたー。

観覧車は、僕がいちばん苦手な乗り物です。
ぜったいに枠をつかんで乗ります。
目線は遠く遠くを観るようにして、
足元は絶対に観ません!
ひとりのときは絶対に乗りません!
揺らす人とは絶交だ!
……あ、すいません……。

実際に面と向かっていうから、
その発言には責任を持たなきゃいけないですもんね、僕はwebでも責任もって書くようにはしてますが、
本人を前にして言うのは、
勇気が入りますね。

なるべく、好きなところを、
どうして好きなのか、
伝えてあげる。

こういうことを伝えたいというなら、
こうしたほうが、いいんじゃない?
とか、言ってみました。

支離滅裂な批評(笑)、
聞いてみたいです。

投稿: 岡本雅哉 | 2010年9月 6日 (月) 10時24分

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