« [飲み物]短歌 投稿しました | トップページ | 「日傘」短歌 (枡野浩一のかんたん短歌blog) »

(田舎・ふるさと)短歌 総評 発表

笹短歌ドットコムテーマ(田舎・ふるさと)の総評が発表になりました。

今回も10首を投稿し、☆マークの2首を選んでいただきました。
とくにコメントはいただけませんでしたが、以前笹師範に、

コメントが少なくても気にしないでください。
説明すると野暮になるような歌にはしないだけです。

というお声をかけていただいたことがありますので、気にしない!気にしない!
気にしてるひまがあったら、詠むべし、詠うべし!


1.「むこう岸ついたら田舎へ帰ろうか」強く投げれぬ水切りの石☆

2.ひさびさにいっしょのお風呂で青ざめる イトコの裸にまっくろくろすけ

3.はやく来い一日三本きりのバスもうすぐ涙がこぼれちゃいそう

4.無人駅ベンチのつぎはぎ座布団を母は言い張る「パッチワーク」と

5.夕涼みやぶ蚊をつぶし血が滲む思い出したよボクは生きてる

6.貼られずに集めただけのシールとか告げずに終わった恋つめた箱

7.いらないねスタバやオープンカフェなんておばあちゃんちの縁側が好き☆

8.孫たちが「あー!」とか「うー!」とか叫んでて祖父が困惑“こえだめ”の前

9.この駅に帰ればいつも前は海だから走っていけばいいんだ

10.いろいろな当たりを引いた駄菓子屋で引きそこなったあの子の気持ち


はじめは、2の歌が思い浮かんだのですがうまく消化しきれませんでした。
もっとおもしろくなるはずだったんですが……残念です。
“青ざめる”と“まっくろ”なんて、色に何の関連性もなく……オハズカシイ。

3、4、、8、9はまさに今回の笹師範のアドバイス、

初期の頃から参加している方は、ようやく散文と短歌の違いがわかりはじめてきているようですが、初心者の方はまだそのへんがわかっていらっしゃらないようです。

にあてはまるのではないかと思います。

4とか8なんて、その状況を散文で描写したほうが絶対よく伝わると思いますもの。
とくに8なんて、“こえだめ”を“声をためる場所”と勘違いした子どもたちが、自分の
声を貯めようとして叫んでる状況なんですが、31文字で表現するのは限界があり
ました。

6と10も消化不良。「だからなんなの?」と自分につっこんでしまいました。

そんななか2と7の歌はどうして選に残ったのでしょうか?
自分的には“読み手に伝わったから”という気がします。逆を言うと、他の歌はひとりよがり
で客観的に見たら何が言いたいのか分からないという印象がしますね。
(いまさらですが)

次回は、妥協のない作品を投稿できるように精進してまいります。

それにしても、斉藤真伸師範代参戦による詳細の作品批評、短歌の基本をたたきこんでいただけるシャディーズサラダキャンプ!、最近の笹短歌ドットコムの充実ぶりは目を見張るものがありますね!

そこには師範の大きな心意気を感じます。まさに今の自分にあてはまりまくりで耳が痛いのですが、今回のシャディーズサラダキャンプ!に寄せての師範のお言葉に、“短歌”という文化に対する強き責任感、熱い思いがこめられていると思います。

これはみなさんに声を大にして言いたいことですが、『サラダ記念日』は、短歌の伝統的なルールに則っているのです。 『男たちのサラダ記念日』のような作品以前の歌とは根本的に違っているのです。 そんな風にルールに則ってつくっていることさえ感じさせないような俵さんの天性のテクニックがこういった誤解を生むことになるのだから世の中とは皮肉なものですが。 そして、その誤解により、『サラダ記念日』以降、男たち~のような抒情も技巧もない、ただの歌謡曲のできそこないのワンフレーズを三十一文字にしてみましたYOという歌が圧倒的に増えました。 初心者ならば仕方のないことでありますし、本人がそれでよければ別にいいじゃないかとも思います。そしてそういう歌を気軽に楽しめる自分もいます。 しかし、プロのハシクレとして、立場上そのテの歌はこの「笹短歌ドットコム」では採れないのであります。 そんな無責任なことはできない。

また、このblogの生い立ちに深く関係している“かんたん短歌”の旗手枡野浩一さん。
詳しくは公式ブログこんなにもふざけたきょうがある以上の2007年8月19日『ショートソング』の続編という記事をごらんいただきたいのですが、彼も短歌に対する熱い思いを現在進行形で形に表していることはいうまでもありません。

昔、 穂村弘さんと公の場で初めて対話したとき、 「短歌をもっと広めるには、 『ヒカルの碁』の短歌版をつくればいいんだ!」 という結論に達しました。 (その対話は「短歌ヴァーサス」という 短歌誌のバックナンバーに収録されています)

その思いが形となったショートソング 1 (1) (ジャンプコミックスデラックス)、まもなく発売です。

僕たちには、何ができるでしょうか。
(少なくとも、駄作はやめようね!自分。)

|
|

« [飲み物]短歌 投稿しました | トップページ | 「日傘」短歌 (枡野浩一のかんたん短歌blog) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/145038/16177069

この記事へのトラックバック一覧です: (田舎・ふるさと)短歌 総評 発表:

« [飲み物]短歌 投稿しました | トップページ | 「日傘」短歌 (枡野浩一のかんたん短歌blog) »