« <かたち>短歌2 | トップページ | <キャッチコピー>短歌 »

“iPod”短歌

なんとなく持って出かけるiPod疎ましくあり愛しくもあり

「皆が皆オソロで持っててバカみたい」個性派ギャルが向うマルキュー

てのひらにクロームメッキの冷たさを一人味わう凛とするため

何でだか機械に“アイ”とか付いていて満ち足りている気にはなってて

フェラーリは赤だ」というには訳があり だからお前も白がお似合い

「きゅぅぅん……」と切ない音を立てたのはハード・ディスクかそれともキミか

知り合いに会うたび外すイヤフォンをまるで何かの儀式のように

あれこれと選べることに退屈し一つの曲をくりかえし聞く

オレ色に染まってくれないキミだけど 勧めた曲はプレイリスト

もう今日はシャッフルプレイでかかる曲すべてがすべてマストな気分

からまったイヤフォンほどく仕草さえパズル解いてる子どもみたいで

USBつないで転送したはずの曲が聴けずにうろたえる僕

ほっとけばボワワと消えるディスプレイみたいにキミは去っていくのか

お前には季節感など皆無だがどうやら僕はそうはいかない

「なくたって生きていけるねiPod」言ってたキミがいなくなるとは

置いてくねディオールオムトレンチはタイトでお前は入らないから

|
|

« <かたち>短歌2 | トップページ | <キャッチコピー>短歌 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/145038/12631801

この記事へのトラックバック一覧です: “iPod”短歌:

« <かたち>短歌2 | トップページ | <キャッチコピー>短歌 »