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2006年5月

「カフェ」短歌4

懐かしい苦みばしったその顔で甘い言葉をささやく君が (岡本雅哉)

……渋谷の裏通りのさらに裏通り、民家を改造した店舗。ポンプのブクブクのホースが伸びている金魚鉢が多数あるカフェ。首輪はしているが野良に限りなく近い猫達が、マスターの奥さんお手製のクッションの上でごろごろしている。マスターは若い頃ヒマラヤだのアコンガクアだの、世界各地の高山に登るのが趣味だったため、店のそこかしこにエスニックな置物や、シェルパ等の現地人と一緒にとった写真が無造作におかれており、その雑然とした雰囲気も常連から見るとこの店の居心地のよさにつながっている。この店を紹介してくれた男は大学の演劇同好会の4コ上の先輩であるが、留年に留年を繰り返しているため一般教養の授業では隣の席に座る。しかしいつも寝ているためにノートをコピーさせてあげている。その見返りとしていつもこのカフェでコーヒーをおごってくれる。そして、入れ込んでいる作家や小劇団についてなにやら難しい顔をして熱く語るのだが、その内容は難解すぎて全く興味が湧かない(笑)。それなのに、一緒にいるのが不思議と好きだった。

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「カフェ」短歌3

ふかふかのソファーをいつも選ぶのは足組み替える君が見たくて (岡本雅哉)

……店内は間接照明を効果的にあしらい、モダンデザインのさまざまな形のテーブルやソファが余裕をもって配置されている、落ち着いた雰囲気のカフェ。BGMはジャズ、甘い声の男性ヴォーカリストもの。その合間をぬって、周囲の抑制のきいた話し声がさわさわと耳に触れる。客層は、土地柄もあってか、アパレルやマスコミ関係者が多い。その中で、背伸びした雰囲気の学生が洋書を広げてレポートを書いていたり、ちょっとかしこまったファッションのカップルが買い物の中休みで一息ついているのがほほえましい。

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「カフェ」短歌2

ヤキソバの“ソ”が“ン”に似てると笑う君それを見てまた笑ってる僕 (岡本雅哉)

……高校生が部活後にやってくるような地方の喫茶店。古びたコカ・コーラの看板が屋根の上にある。上の文章は、4年前に卒業したサッカー部のFWくんが、当時付き合っていたマネージャーのことを書いたもの(笑)彼女の好物はクリームソーダ。

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「カフェ」短歌

ひとりになりたいけれどひとりきりにはなりたくないそんな日もある (岡本雅哉)

……壁にはこんな言葉を相田みつ○風に書いた額がかかっている喫茶店、というか“珈琲店”がありがち。アンティークの柱時計と、昭和初期に解体された古い農家に使われていたといういい感じに煤けた柱を内装に使用。

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(商品名を詠む)短歌

笹短歌ドットコムに投稿しています

看病をしていた気配残る朝枕元にはポカリスウェット☆

飲み干したいポカリスウェットじゃなくってさ綾瀬はるかの胸元の汗

人生のバランス感覚つかめないカロリーメイトは食べちゃいるけど☆

ジローラモ気取ってLEON読むオヤジ似てるところは胸毛だけだね☆

面倒な何かに耳をふさぐためわざと聞いてるiPodnano

岡本雅哉

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笹短歌ドットコム 総評その2にて☆の短歌にご講評いただきました。ありがとうございました。

>なるほど。

一語ではありましたが、初講評うれしいものですね。
今後はもうちょっと長いコメントいただけるよう精進してまいります。

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<付け句>短歌

土曜の夜はケータイ短歌に投稿しています。

(気を使い)
(それがかえって)
(裏目った)
生きていくのは やさしくはない
東京 岡本雅哉

タイミングだよね……

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[カギ]短歌2

どうしよう君の心が閉じかけて暗証番号思い出せない (岡本雅哉)

テノヒラタンカ ニトウコウシテイマス

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[カギ]短歌

「鍵屋…」って照れくさそうな掛け声の君と花火が今も消えない (岡本雅哉)

テノヒラタンカ ニトウコウシテイマス

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「村上春樹」短歌3

雰囲気で読み雰囲気で好きになりでも雰囲気で嫌いになった (岡本雅哉)

……僕の春樹観です。少々ゆがんでいるかと思われます。
でも、結構こういう人多いと思うんですよ。少なくとも自分の周囲を見る限り。

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<体の部分>短歌

土曜の夜はケータイ短歌に投稿しています。

ナチュラルなメイクの顔にゃだまされぬ その手のしわが動かぬ証拠
東京 岡本雅哉

……電車に乗った際、つい女性の吊革を握る手を見てしまいます。
その話を女の子に言ったら、「アンタ嫌なヤツだねー!」とにくにくしげに言われてしまいました。

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<みつける>短歌2

土曜の夜はケータイ短歌に投稿しました。
選外でしたがせっかくなので。

わかるかな
キミが見つけてくれるよう
寝ぐせをひとつ残しておいた 
東京 岡本雅哉

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「村上春樹」短歌2

旋律を奏でるページ繰り思う “NO MUSIC, NO 春樹.” (岡本雅哉)

……村上春樹氏の小説は、音楽を感じさせますよね。さすが元ジャズ喫茶/バーのオーナー。

余談ですが、僕はタ○ーレコードのコーポレート・ボイス“NO MUSIC, NO LIFE.”はキライです。
“LIFE(命)”あってこその“MUSIC”だと思うんで。

それとも、僕が考えすぎでミュージシャンの人たちだけに“NO MUSIC, NO LIFE.(私たち音楽なかったら、生計成り立たないの)”ということなんでしょうかね(笑)

こんなこといってるから屁理屈って言われるんですよね……

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<みつける>短歌

土曜の夜はケータイ短歌
4月29日の放送で紹介されました

<朗読・みつける>

「キミにはさ、もっといいコがいるってば」だったら見つけて紹介してよ
東京 岡本雅哉

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