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僕らが短歌(うた)を詠む理由2

ご無沙汰しております。岡本雅哉です。投稿のなれそめ、続きをお送りします。
短歌の投稿もご無沙汰しておりますが、いくつか思いついた歌もあったのですが、約束のこの文章を送らぬうちは枡野さんは自分の歌を受け止めてもらえない気がして手元にとどめました。

それでは、以下に記します。

思いもよらぬ展開に当惑しながら、裏を返し差出人を見ると、なんとMちゃんの名前がありました。
一瞬、何事が起こったのか把握できずぼーっとしてしまいましたが、しばらくすると小学校一年生の頃のMちゃんとの思い出が脳裏にあとからあとからあふれ出し、なんとも甘酸っぱい気持ちで心が満たされると共に、「誰かに見られていないだろうか」との恥ずかしさで僕は顔面は火に覆われたような熱さを覚えました。
あわてて手紙を机の中に戻し、何事もなかったかのように授業を受けましたが、おそらく、頭の中は手紙のことでいっぱいだったと思います。
早く中が読みたくて、授業が終わるとこっそりと手紙を制服のポケットにしのばせ、トイレの個室にこもりました。
むさぼるように読んだ手紙の内容は、楽しかった小学校での二人の思い出を今でも忘れていないということ。僕への好意がまだあること。その他にもあったかと思いますが、よく覚えていません。
その後は部活がなかったのもあり、一人で帰ることになりじっくり手紙を見返すことができました。うれしくて、うれしくて、叫びだしたいくらいのワクワク感が押さえきれず、意味もなく途中にダッシュやジャンプを入れつつ家路に着きました。
しかし、家に近づくにつれて、今度は不安な要素に思いあたり、足が止まりました。それは一歳下の妹の存在です。当時、スポーツ刈りにして部活に打ち込んでいた僕は、当然色気のかけらもなく、ちょうどその頃おしゃれに目覚めだしていた妹の存在は本当に疎ましいものでした。何かにつけ僕のあらを探しては「ダサい、かっこ悪い」と文句につぐ文句を言われてからかわれていましたので、手紙の存在を知られた時の事を考えると、鬼の首を取ったように周囲に触れ回り、僕を地域の笑いものにする事は目に見えており、恐怖を覚えました。また、Mちゃんの一途な思いを誰かに言ったら穢してしまう気もしたのです。
家の近くで思いをめぐらした僕は、ふと思いつき、途中になる林の中の木のうろ(空洞になっているところです)に手紙をそっと隠しました。そして、一抹の不安を抱きつつ、その場を後にしました。(つづきます、すみません)

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